この記事で対象としているのは、個人で(お一人で)仕事をしている方です。
できるだけ低コストかつ効率よく仕事するためのノウハウ集を書きたいと思います。ある程度の規模の企業でも活用できるノウハウはいくつかありますが、どちらかと言えば、今回お伝えするツールの中には事業をスケールする上では不向きなものも含まれるかもしれません。
私が知っているもので、事業をスケールした場合でも対応できるものはちょろっとでもお伝えするつもりです。
電話
完全な通話定額の携帯電話であれば、2021年4月1日から始まるOCNモバイルONE一択です。
メリットは、通常は大手キャリア以外のMVNOが通話定額などを利用しようとすると、専用アプリが必要なのですが、2021年4月7日以降はOCNモバイルONEでは、通話定額利用の場合でも通話アプリの利用が不要になります。なおかつ、留守電機能や転送電話機能を利用することができます。これはビジネス上の大きなメリット!
ただし、欠点は物理SIMのみの提供という点です。eSIMではないのでインターネット上で即時発行ができず、インターネット通販をご利用の場合には、手に取るまで多少の時間がかかる点です。お急ぎの場合には、家電量販店(ヨドバシ・GEO・ビックカメラ・コジマ・ソフマップ)で手続きしましょう。手続きには1時間ほどかかるようですが、その場でSIMを発行して持ち帰ることができます。
また、まいつお支払いはクレジットカード決済のみとなりますが、クレジットカードをお持ちでない方はアナログですが、カスタマーズフロント「0120-506506」(10:00~19:00、日曜・祝日・年末年始は除く)で相談ができるようです…!?(人柱やってみてください!)
通信容量・コース名 | 月額料金 |
---|---|
1GB/月コース | 770円(税込) |
3GB/月コース | 990円(税込) |
6GB/月コース | 1,320円(税込) |
10GB/月コース | 1,760円(税込) |
OCN光をご利用の方のみ、セット割引(OCN光モバイル割)適用で毎月220円(税込)割引となります。
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通常の通話料金(従量制) | 30秒あたり11円(税込) |
最初の10分間かけ放題オプション(月額) | 935円(税込) |
トップ3件のみかけ放題オプション(月額) | 935円(税込) |
完全かけ放題オプション(月額) | 1,430円(税込) |
通話定額であれば、楽天モバイルがあるんじゃないの?そっちのほうが良いんじゃないの…?通信も、楽天エリア内であれば容量無制限だし…と思われますが、楽天モバイルの場合は専用アプリ(Rakuten Link)上での通話が前提となる点、またWi-Fi接続時には発着信ともに非通知になってしまうリスクがある(自身の事務所などでは、宅内基地局Rakuten Casaを利用すれば回避できますが、その他のWi-Fiに接続した際にうっかり非通知になってしまうリスクは存在し続けます)のでおすすめしていません。
取り逃した電話でビジネスチャンスがある場合、番号通知されているとすぐにでもかけ直すことができますが、非通知だと二度とかけ直すことができません。「電話折り返さなかったから、契約しない!」なんて言われてしまったら大きなリスクです。
上記の電話番号とは別の番号(050番号)が欲しい方向け
SMARTalkアプリ(楽天モバイル)のご利用が便利です。クレジットカード決済専用ですが、インターネット上での簡単な手続きで、しかもそのクレジットカード上で初めての申込みであれば初期費用・月額費用ともに完全に無料で、1時間ほどで050のIP電話番号を発行・利用できるようになります(番号を選ぶことはできません)。
初期費用 | 0円 |
月額基本料金 | 0円 |
通話料金 | SMATalk同士・および無料通話可能な050番号宛:0円 その他の国内電話番号宛(有料通話対象の050番号含む):30秒8円(税別) 国際通話料金:30秒8円(不課税) ※国際通話可能な国に関しては、SMARTalk公式サイトをご確認ください。 |
複数の050番号を発行することができますが、連番で発行しているような感じなので、番号を連番にしたくない場合には多少の時間・日にちを置いたりして別番号を発行することをおすすめします。また、同じクレジットカード上で別番号を発行する場合には、番号発行手数料として1回につき500円がかかります。
アプリ上での通話は、はっきり言って難がある(聞き取りにくい・伝わりにくい)ので、転送通話料は別途かかりますが、基本的に携帯電話へ無条件転送を行って、携帯電話上で通話をやり取りしたほうが良いです。
あくまでも携帯電話とは別番号を、そんなに通話しないけど欲しい方向けです。
また、直近12ヶ月間の請求が発生しない場合には、サービス契約が解除される場合がありますが、今のところ私が放置している番号は解除されてないです…。(これも人柱っぽくなってしまいますね)
留守電が欲しい方向け
メールで.wav
形式のファイルを添付して留守電をお知らせしてくれるサービスがあります。インターネットFAXとセットになっていますが、以下のメッセージプラスというサービスがおすすめです。通常の留守電とは異なり、あくまでも留守電が提供されるのが.wav
形式のファイルなので、イヤホンをしていないときは周囲の環境に注意が必要ですが、様々な端末で留守電を確認することができるメリットがあります。
番号は即時発行できます。お支払いは、クレジットカード決済または口座振替となるようです。
初期費用 | 0円 |
年間費用 | 10,450円(税込) ※申込み時にFAX送信ポイント3,000ポイント(3,000円相当)が発行されます。 |
受信料金 | 0円 ※メールへのFAX転送・留守電ファイルの転送無料。 |
FAX送信料金 | 1枚16円(税込) ※ポイントとしては1枚あたり15ポイント分使用。 ※メッセージプラス同士のFAXやり取りは無料。 |
発行される番号は、050の番号となります(番号を選ぶことはできません)。
任意の留守電用のメッセージを予め用意しておく(吹き込む)には、ちょっとアナログなのですが電話から吹き込む形になります。予め録音しておいた音声をスピーカー等で流し、受話器に聴かせて録音するのでもOK!
ココナラで、留守電ボイス・ナレーションが概ね1,000円~から利用できるようで、低コストです。
個人的には、上記のココナラで留守電ボイスを用意して、後で紹介するGmailとの併用をおすすめします!インターネットFAXには、メールにPDFを添付してインターネットFAXを送信する機能が用意されているのですが、Gmailには予約送信機能があり、それと併用するとFAXの予約送信が実現出来てしまうのです!
メールでFAXを送信するには、予めメッセージプラスの設定画面上でFAXを送信するときに使用するメールアドレスを設定した上で、xxx@mailfax.messageplus.jp
(xxx
にはハイフン抜きのFAX番号を入力する)宛にPDFなどを添付してメール送信する必要があります。
上記のxxx
から始まるメールアドレスを、Gmailと併用して予め電話帳に登録してしまえば、毎回のメール作成時にToの部分にxxx
と入力すれば、自動的に候補が出てくるようにできるので便利です。上記操作の後に、後から@
の前にハイフン抜きのFAX番号を足せば、手軽で効率良くFAX送信ができます。
インターネットFAX(FAXが必要な方のみ)
050番号の場合は、上記のメッセージプラスがおすすめです。
地域ごとの番号(東京03・大阪06など)が良い場合には、留守電機能は付いていませんがeFaxのご利用がおすすめです。お支払いは、銀行振込・口座振替・クレジットカード決済が利用できます。
こちらは、30日間無料トライアル利用することができます!
初期費用(登録手数料) | 1,100円(税込) |
お支払いプラン | 月払い:月額1,650円(税込) 年払い:年間19,800円(税込) |
受信料金 | 毎月150ページまで無料 151ページ目以降:1ページあたり11円(税込) |
FAX送信料金 | 毎月150ページまで無料 151ページ目以降:1ページあたり11円(税込) |
メール管理・顧客応対(管理)
基本的にはGmail一択で良いと思います(独自ドメインのメールを利用する場合を含む)。Gmailでは、多くの迷惑メールを自動的に迷惑メールフォルダに分類することができて、最大容量15GBまで無料で利用することができます。かつ容量が増えた場合も低料金で容量をアップグレード(Google One)することができます。
15GBまで | 0円 |
100GBまで | 年額2,500円 |
200GBまで | 年額3,800円 |
2TBまで | 年額13,000円 |
10TBまで | 月額のみ6,500円(年間78,000円) |
かつ、無料の電話帳・高機能なカレンダー・無料で使えるOffice類似ソフト・ファイル管理のクラウド(Googleドライブ)・写真管理(Google Photo)が付属していますので、比較的多くの業務をサポートすることができます。
予約送信機能と、メールテンプレート作成機能です。先程のインターネットFAXとの併用もおすすめです。
無料のOfficeソフトウェア・クラウド
Googleドライブ上で文書作成・表計算・プレゼン資料作成を行うことができます。
また、ブラウザにGoogle Chromeして、Googleドライブをオフライン環境でも利用するようにできる無料のアドオン(Googleオフラインドキュメント)を使用してバックアップと同期アプリをすべてインストールすれば、オフライン環境でも無料のOffice類似ソフトを使うことができます。Microsoft Office形式のファイルを、Googleドライブ上でそれぞれのアプリ上で展開・上書き保存することもできます。
ひとつのチーム(法人・団体等)でひとつのドメイン上でGoogleサービスを使いたい
Google Workspace(旧G Suite・Google Apps)というサービスがあります。
独自ドメインのメールアドレス(Gmailと同等のサービス)や、他のGoogleサービス(連絡先・カレンダー・Googleドライブ・Google Photo等)をビジネスで利用することができます。
Business Starter(30GBまで) | 1メールアドレスあたり月額748円(税込) |
Business Standard(2TBまで) | 1メールアドレスあたり月額1,496円(税込) |
Business Plus(5TBまで) | 1メールアドレスあたり月額2,244円(税込) |
Enterprise | 要・営業担当者への問い合わせ |
WEBをレンタルサーバーなどに、メールをGoogle Workspaceにという併用が可能です。当方ではGoogle Workspaceの導入支援を行うことが可能です。
とりあえず独自ドメインのメール環境が欲しい
ムームードメインを使用して、ムームーメール機能を使用するのが一番手軽で低料金です。ディスク容量30GBまで、メールアドレス数は無制限です。容量上限までは、複数のドメインで使うことができて、最大20ドメインまでです。
ドメイン料金 | .comの場合で1ドメイン年間1,628円(税込)程度 |
ムームーメール費用 | 年間1,320円(税込) |
ムームーメールでは、同じドメイン上でWEBとメールの併用ができません。WEBをレンタルサーバー上などで使いたい場合、WEBとメールをそのレンタルサーバー上などに作成(ムームーメール側は設定を削除)していただく必要があります。レンタルサーバー側で同じメールアドレスを作成すること自体は可能です。
請求書作成など
クラウド上での請求書・見積書などの作成となると、まずmisocaが思い浮かびます。しかしながら、費用としては決して安くはないのが現状です。費用は以下の通りです。
無料プラン(請求書月5通まで) | 無料 |
プラン15(請求書月15通まで) | 月額880円(税込) |
プラン100(請求書月100通まで) | 月額3,300円(税込) |
プラン1000(請求書月1000通まで) | 月額11,000円(税込) |
ですが、比較的高いので、会計ソフトに付属しているツールなどでの請求書作成をおすすめします。
たとえば、こちら(CLOUD STORE)のような請求書テンプレートは無料で手軽です(見積書などにも修正可能)。
他にも、セキュリティなど慎重に対応する必要はありますが、見積書・請求書などが発行可能になる無料のWordPressテーマ「BillVektor」もあります。
住所貸し(レンタルアドレス・バーチャルオフィス)
Sorry, Coming Soon…
インターネット回線
Sorry, Coming Soon…
ポケットWi-Fi
Sorry, Coming Soon…
PC購入
Sorry, Coming Soon…