【中古車購入】中古車を完全セルフで購入したので、購入手順と費用を解説

クルマ好きだが、なかなかチャレンジしづらい方向け!

友人に手伝ってもらいながら、車検のない乗り出し時走行6.1万キロの中古車を、MacBook Airよりも安い15万円で購入したので、その購入手順(手続き方法)と費用を解説してみます。

玄人的なやり方ですし、すべてこのように上手くいくとは限らないので自己責任でお願いします。

※軽自動車は手順が少し異なります。

目次

中古車屋さんに支払った金額と、その他費用

陸送も含めて、すべてセルフで行いました。リアルな数字を掲載します。

これとは別に任意保険料(私の場合で毎月8,000円程度)と毎月の駐車料金が発生します。

費目費用
自動車本体代等
※運良くバッテリー交換済
150,000円(税込)
臨時運行費用(回送時・車検時の2回)750円×2回
臨時運行時の高速代7,950円
臨時運行時の初回燃料費4,919円(税込)
交通費等別途発生(1万円程度)
オイル・オイルフィルター交換7,256円(税込)
社外品ワイパー交換
(購入先:Amazon)
2,100円(税込)
スピーカー交換(音質の良いKENWOOD製・中古)
(購入先:アップガレージ)
4,651円(税込)
右フロントシートベルトストッパー部品+取付費用
(購入先:日産プリンス販売)
968円(税込)
リコール修理
(修理依頼先:日産プリンス販売)
無料
ETC 2.0車載器・中古
(購入先:ヤフオク)
9,305円
ETC取付用の部品代(ヒューズ電源)525円(税込)
ETC取付用の部品代(超強力両面テープ)580円(税込)
ETCセットアップ費用3,135円(税込)
尾灯(テールランプ)交換
(購入先:Amazon)
380円(税込)
発煙筒・三角表示板
(購入先:イエローハット)
1,754円(税込)
社外品サイドマーカー交換1,900円(税込)
エアコンフィルター交換
※10,000キロ走行ごと交換目安(購入先:Amazon)
2,211円(税込)
エアフィルター交換
※10,000キロ走行ごと交換目安(購入先:イエローハット)
2,778円(税込)
タイヤ・ホイール交換
(早期にスタッドレスタイヤに交換。通年で使っても良い)
52,798円(税込)
清掃用品たぶん1万円程度は購入
印鑑証明書取得費用300円
車庫証明申請手数料2,100円
車庫証明標章代500円
自賠責保険費用(25ヶ月)22,210円
予備検査費用(光軸調整等のため)1,500円
車検費用(検査用紙代等)2,700円
車検費用(自動車重量税)16,400円
自動車登録番号標章交付手数料(ナンバー交付)1,490円
自動車税(1年分)別途発生(3~4万円程度)
自動車取得税(中古車取得時)発生なし
(7年以上経過のため、残価率なし)
iPad mini 5(SIMフリー)本体
※カーナビ用として
49,300円(税込)
iPad mini 5用ケース2,948円(税込)
iPad mini用スタンド2,178円(税込)
ドライブレコーダー購入費用
(KENWOOD製・前後カメラ)
17,800円(税込)
Bluetooth Audio導入費用(AUX)3,580円(税込)
シガー電源増設費用1,958円(税込)
その他電源関連の部品代
(シガー増設等)
別途発生(数千円程度)
合計費用約44万円程度(本体+約29万円程度)

ざっくり内訳ごとにまとめると、以下の感じです。

費目費用
自動車本体代等150,000円
陸送費用・初回の燃料費24,369円程度
車検を通すための最低限の整備費用
(オイル・オイルフィルター交換/尾灯交換)
7,636円
スタッドレスタイヤ・ホイール交換費用52,798円
ETC 2.0導入費用13,545円
ドライブレコーダー導入費用17,800円
カーナビとしてのiPad mini・Bluetooth Audio導入費用59,964円
その他の整備費用・清掃代等約3万円程度
車庫証明・ナンバー交付費用(初回のみ発生)4,390円
車検費用・自動車重量税(2年ごと発生)
※予備検査代1,500円(税込)を含む
20,600円
自動車税(1年ごと発生)別途発生(3~4万円程度)
自賠責保険(25ヶ月)
※2年ごと24ヶ月分(21,550円)が発生
22,210円
合計費用約44万円程度(本体+約29万円程度)

具体的な手順

STEP
中古車販売店へ購入意思の連絡、車検証コピーの取得

中古車販売店へ、購入意思の連絡・交渉をし、車検証のコピーを取得します(今回はFAXで送ってもらいました)。これで、自賠責保険に加入することができます。

STEP
自賠責保険(25ヶ月)の契約

今回は車検のない中古車を自分で陸送し、新たにユーザー車検を行うので自賠責保険を25ヶ月で契約します。

STEP
仮ナンバー(臨時運行許可)の取得(自分で陸送する方のみ)

自分で陸送を行うので、以下の通りに臨時運行許可の書類を用意します。

  1. 車検証(コピー可)
  2. 申請する人の運転免許証(現住所を確認できるもの)
  3. 自賠責保険の保険証原本
STEP
中古車購入

中古車購入のため、現地に向かいます(実際の現物を確認しましょう)。見る項目は概ね以下の通りです。

  1. エンジンの調子が良いかどうか
  2. ブレーキパッドの残量数(今回は6ミリあったので、2年は持つだろうと判断。3ミリ以下で交換目安)
  3. ファンベルト等の確認
  4. ガラス周辺のモール・ゴム周りが劣化していないかどうか
  5. 車の内部(細かい金属部分)や下回りの錆びがないかどうか

※今回、私の場合は15万円ならハズレてもいいという思いもあったので(結果的に大当たりでしたが)、現物を事前に見ずに即決で購入しました。

STEP
陸送

自賠責保険(25ヶ月)を事前に必ず取得し、その次に仮ナンバー(高速代は現金支払い)を取得し自分で陸送するか、もしくは業者に陸送を依頼します。

仮ナンバーはその場で必ず取り付けてから陸送します。

※今後の作業を含め、基本的に工具はドライバー1本と、あとラチェットレンチ程度があればOKです。

STEP
事前の整備など

車検を通すために、以下の整備を行いました。私の場合は、以下の内容だけで済みました。

  1. オイル交換・オイルフィルター交換(事前にどうなっているかわからないから)
  2. 尾灯(テールランプ)の交換
  3. 発煙筒の確認(期限が切れていても車検は通るようですが、車検ごとに新しいものを購入しておきましょう)

車検を通すため以外にも、掃除などが結構大変だったので、それなりにコストがかかりました。タイヤも、若干ヒビが入っているようだったので早めにスタッドレスタイヤに交換しました。スタッドレスタイヤを通年使い続ける人もいるそうです。雪山などに行かなければ、オールシーズンタイヤでも良いでしょう。

STEP
車庫証明の取得

管轄の警察署に車庫証明を取得しに行きます。用意する書類は以下の通りです。

  1. 申請書(警察署にあります。自分で用意しましたが、複写式のものがもらえるのでそのほうが楽です)
  2. 保管場所の所在図・配置図(今回は不動産会社発行のものをコピーして使用しました)
  3. 保管場所の使用権原を証明する書類(駐車場の場所が番号などで記載してある場合は、賃貸借契約書のコピーでもOKな場合があります)
  4. 自動車の使用者の住所を確認できるもの(運転免許証など)

※取得するまで、概ね5日程度かかります。

STEP
ユーザー車検

お住まいの地域によって、担当する運輸支局・陸運局が決められていますので、事前に調べて所定の運輸支局・陸運局にユーザー車検をしに行きます。車庫証明を取得してから概ね1ヶ月以内に行います。

中古車販売店から取得するものは以下の通りです。

  1. 旧車検証
  2. 旧所有者の実印が押してある譲渡証明書
  3. 旧所有者の印鑑証明書
  4. 委任状

自分で用意するものは以下の通りです。

  1. 新所有者の実印
  2. 新所有者の印鑑証明書
  3. 新所有者の自動車保管場所証明書(車庫証明)

光軸の調整もあるので、事前に予備検査(1,500円程度)を行っておくと良いでしょう。

※このときにも仮ナンバー(臨時運行許可)が必要です。

STEP
ETC車載器の取付・セットアップ依頼

ETC車載器を取り付けるのは、実は自分でやることができます。

  1. 電源(アクセサリーボックス)との接続(ヒューズを別途購入するなどして接続します)
  2. 配線・アンテナの取付(ググったりYouTubeなどを探すと有名な車両でのやり方が出てきます)

取り付けること自体は自分で出来るのですが、ETC車載器に車番等の情報を紐付けるため、車検証を持参の上イエローハット・オートバックスなどに行って、セットアップ作業を行ってもらいます(自分ではできません)。費用は大体3,000~4,000円程度です。

STEP
完了

完全セルフな中古車購入の手順は以上です。

中古車がコスト安になるかどうかは自分しだい

完全セルフはとても楽しくて良いのですが、自作PCみたいな感じだし、とにかく手間暇かかります。

中古車と聞いて、トータルでコスト安になるかどうかは、結局のところ自分しだいです。

今回の場合、車両本体代等が15万円という破格でしたので、多少ハズレてもいいやと考えていましたが(結果的に大当たりでしたが)、車の寿命を考えつつ自分でどれだけ乗るかどうか、新車を購入した場合との比較(心理的な面も含めて)を十分に考えていく必要があるでしょう。

また、私の場合はどうしても仕事上で車が必要だったので購入しましたが、そうでなければ贅沢品と言えます。

しかし、せっかく購入したので、自分の人生においてレンタカー使用時以上のメリットをしっかり見い出して、仕事にもしっかりいかして使っていこうと思います。

あと、細かい話ですが、相手を傷つけない心構えや一点に注意を向けないなどの最低限の運転技術も必要です。今日ある車が明日もあるとは、どこにも保証がありません(人の命についても同様です。特に人の命は替えがききません)。車は確かに生活に便利なもので、とても楽しいものですが、決してそればかりではないことに留意しておくべきでしょう。

車検や自賠責保険が切れているときは注意

車検や自賠責保険が切れているクルマには注意が必要です。所有者ではなく、そのクルマを動かして運転した運転者が罰せられることとなります。自賠責保険が切れている場合には再契約が必要ですし、車検切れのクルマを動かす場合には仮ナンバー(臨時運行許可)が必要です。

車検が切れた車を公道で走らせた場合(無車検車運行:道路運送車両法違反)

  1. 違反点数6点(前歴がない場合)
  2. 30日間の免許停止
  3. 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

自賠責保険が切れている車を公道で走らせた場合(自動車損害賠償保障法違反)

  1. 違反点数6点(前歴がない場合)
  2. 1年以下の懲役または50万円以下の罰金

罰則の最大(車検切れ、かつ自賠責保険も切れた車を公道で走らせた場合)

  1. 違反点数12点(前歴がない場合)
  2. 90日間の免許停止
  3. 1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金

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この記事を書いた人

WordPress・EC周りをいじるフリーランス。ずっと自作PCを作り続け、外ではSurface使いです。30代・埼玉県民。WordPressテーマ「SWELL」ユーザー。このブログでは、サイト・ブログのカスタマイズ方法などを発信します。

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